医療法人 吉福耳鼻咽喉科・皮膚科 鹿児島市山田町の耳鼻咽喉科・皮膚科

検査・治療について
検査・治療について

当院での検査・治療

当院では、耳鼻咽喉科と皮膚科、2つの科を受診することができます。
患者さんの症状に合わせて、最適な検査・治療を提供するために、以下の検査を実施しております。

コーンビームCT検査

当院ではコーンビームCT検査を取り入れております。
コーンビームCTは一般的なヘリカルCTと比べ、被ばく量が極端に低く(実効線量は約5分の1)、また鼻や耳の撮影に関しては、ヘリカルCTと同等の診断が可能です。
従来のCTと比べ、費用が安いのも特徴です。

CT検査の利点

特殊な副鼻腔炎(副鼻腔真菌症、歯性上顎洞炎)
普通のレントゲンでは、真菌(カビ)や虫歯が原因かどうかは分かりませんのでCTが必要になります。
蝶形骨洞の病変
副鼻腔は、上顎洞、前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞に分かれています。
普通のレントゲンで上顎洞、前頭洞の病変はわかりますが、篩骨洞の一部や蝶形骨洞はわかりません。蝶形骨洞の病変を放置すると、視力が落ちる可能性があります。
副鼻腔炎の手術適応
副鼻腔の手術をするべきかどうかを判断する時も最終的にはCTが必要になります。
副鼻腔や中耳の腫瘍
骨破壊像の有無により、副鼻腔や中耳の腫瘍なども発見することが可能です。
中耳真珠腫の診断
コーンビームCT検査

電子内視鏡検査

内視鏡(ファイバースコピー)検査で見つかる病気について

声枯れ、のどの異物感・違和感、咳・痰(血痰)の症状がある場合は、咽頭・喉頭炎の状態、下咽頭・喉頭腫瘍の有無を確認するために、内視鏡検査を行います。のどの奥など、見えない場所は、ファイバースコピーを用いて、局所的に詳しく観察することができます。
下咽頭を観察する際に、通常の状態では、下咽頭の深い部分の十分な観察ができないことから、息を大きく吸った後に息止めをしてもらうバルサルバ法を施行すると、深部まで詳細に観察できます。さらに、頚部をひねった状態でバルサルバ法を行うことで、より下咽頭が見やすくなり、下咽頭癌などが発見されることもあります。

電子内視鏡検査

頚部超音波検査

超音波とは、人が聴くことができない高周波数の音波です。この高い音を臓器に当てて、跳ね返ってきた反射を映像化することで、内部の状態を調査することのできる検査法です。診断には全て超音波の反射を使用するので、エコー検査とも呼ばれます。放射線を使用するX線レントゲン装置、X線CT装置と比較して、被曝がありません。身体に無害であり、リアルタイムで臓器の様子を観察することができます。妊婦さんにも安心して受けていただける検査です。
当院では、超音波検査を行うことにより、頚部の腫瘍や膿疱性疾患、癌の頚部リンパ節転移の有無について調べることが出来ます。また、甲状腺の超音波検査を行い、血液検査と合わせて、甲状腺の病気や、甲状腺腫瘍の有無を検査することもで可能です。病気の早期発見、早期治療につながるよう丁寧に診察します。

頚部超音波検査

補聴器外来

難聴は生活に不便を来すだけでなく安全にも支障を来します。難聴の方を補助する方法として有効な器具に「補聴器」があります。クリニックで補聴器を導入するメリットの一つとして、現在の難聴の状態を正確に把握し、補聴器の必要性の有無を判断できることがあげられます。
まず、補聴器の装用による効果の判定を行い、効果が得られることが分かれば、最適な補聴器の選択、調整、装用指導を行います。
自分に合わない補聴器は使い勝手が悪く、せっかく購入しても結局は使わないことになる場合が多いため、患者さん一人ひとりの聴力に合わせてクリニックで調整した補聴器を装用して頂きたいと思います。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは『眠っている時に呼吸が止まってしまう病気』で眠気や倦怠感など様々な症状を呈する症候群です。
原因は主に睡眠中の上気道狭窄や閉塞で生じる閉塞性睡眠時無呼吸、呼吸中枢の異常による中枢性睡眠時無呼吸に分類され、簡易検査は、簡易アプノモニターと呼ばれます。閉塞性の場合には、鼻や口腔咽頭の病気が潜んでいる可能性があり、耳鼻咽喉科での診察、検査、治療が望まれます


皮膚科の検査・治療

パッチテスト

接触皮膚炎(かぶれ)や薬疹の原因を調べたり、金属アレルギーの有無を検査するために行います。原因をはっきりさせることにより、原因を取り除くことができ、皮膚症状の改善につながります。

薬剤によるリンパ球刺激試験

薬疹の原因薬剤を調べるために、採血による検査を行います。長期間内服しているお薬であっても、薬疹を引き起こすことがあり、重症化すると生命に関わることもあるため、原因薬剤の特定や中止がとても重要です。

皮膚生検

皮膚の中でどういう変化が起こっているのかを調べるために行います。皮膚の悪性腫瘍の診断や、血管炎の有無、特殊な感染症の有無、水疱症・膠原病などの確定診断のためにも必要不可欠です。

紫外線療法

乾癬、白斑、掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎、痒疹などの難治性皮膚疾患に効果的です。

レーザー治療

QスイッチヤグレーザーQXを行い、シミ取りの治療やレーザートーニングを行います。